耐震等級って何?マイホームを買うなら絶対知っておくべき事項

マイホームを購入する前に知っておくべきことはたくさんありますが、絶対知っておくべき事項には耐震等級も含まれていることを知っておく必要があります。日本は地震が起こりやすい国であり、これまでにも大きな地震によってたくさんの人が命を落としています。耐震等級をチェックして耐震性能が優れている住宅を選ぶことができれば、大きな地震が起こったとしても住宅が倒壊や家族の怪我を防ぎやすくなるでしょう。

住宅の耐震等級は1から3までの数値が割り振られており、3が最も優れた耐震性能を持っていることを知っておくと良いです。建築基準法でも耐震性能が定められていますが、この水準を満たすものが耐震等級1に分類され、震度6強から7の地震が起こったときでも倒壊や崩壊が起こらない、震度5程度では損傷しない建物だと言えます。震度7程度の強い地震が起こったときに建物は倒壊しませんが損傷は受けるので、場合によっては建て替えや補修が必要になるでしょう。これの1.25倍程度の性能がある住宅が耐震等級2であり、耐震等級1の1.5倍になると3という数値が割り振られます。できるだけ耐震等級の数値が大きな住宅を購入するべきであり、耐震性が高い場合は安全性が高いだけではなく地震保険が安くなるというメリットも感じられるでしょう。

地震保険に加入する際には耐震等級割引が適用されますが、耐震性能の高い住宅ほど保険料の割引率が高くなるので、等級が1の場合は10%、2の場合は30%、3の場合は50%の割引率となっています。最大で半額になるので、安全性とお得さの両方を期待して耐震等級の高い住宅を選ぶ人も増えていることを知っておきましょう。昭和56年の建築基準法改定後に建てられた新築の場合は最低でも等級1になりますが、選ぶハウスメーカーやプランによっては標準装備で耐震等級が3であったり、オプションで高い耐震性能をつけられたりすることもあります。

マイホームを購入するのであれば耐震性能についての正しい知識を身につけておくことが大切であり、震災で被害を受けないためにも高い耐震性のある住宅が選べるようにしておきましょう。地震保険に加入する際には等級に応じて保険料金がお得になるので、この点からも性能が高い住宅を選択することがおすすめだと言えます。近年ではマイホームの安全性や耐久性を重視する人が増えていますが、いざというときに備えてこれらを考慮した住宅の購入を検討すると良いでしょう。